創世記
 今日の日本列島の原始形態は、氷河時代の200万年前には創られたものであると言われます。一関地方は広大な湖でしたが、狐禅寺付近が削られて北上川ができ、長い年月をかけて北上盆地がつくられました。各種の大小動物も増えて、群れを成して山野に満ち、生活適地を求めて移動し、大陸と陸続きの日本に移ってきた動物もありました。日本で発見される哺乳動物の化石は100種以上もありますが、その2割近くが象の仲間で、南方系北方系が入り混じっています。気候の変化に伴い、南北に移動する動物群を追って人間集団も日本に移り住むことになりました。
 やがて最後の間氷期には海水が溢れ満ち、朝鮮海峡や宗谷海峡等の比較的低い陸地に侵入し、日本と大陸を繋いでいた細い帯状の陸橋は失われて、ついに日本は島として孤立しました。人間も動物も日本列島に孤立します。
 当改良区内の花泉町で発掘されたハナイズミモリウシ、トクナガゾウ(ナウマンゾウ)の化石は、後期旧石器時代のものとされています。
 一関地方は、古くから東北地方の南北の政治・文化・経済の接点となっていました。縄文時代には東北南部の大木土器文化圏に属しながら、東北北部の円筒土器文化圏の影響を受けていました。
 

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更新履歴 新規作成日:2004/04/01
最終更新日:2012/09/24
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