第九章 戦 役
第一節 戊辰戦役從軍者
明治元年戊辰戦役ニ際シ、本村民ニシテ從軍セル者、左ノ如シ。
| 片 岡 幾 右 ェ 門 |
千 葉 喜 平 治 |
村 上 安 太 夫 |
中 川 房 治 郎 |
宍 戸 太 兵 衛 |
中 川 満 治 郎 |
菅 生 策 五 郎 |
千 田 寿 之 進 |
熱 海 専 治 |
菅 生 太 治 ェ 門 |
成 沢 幾 右 ェ 門 |
佐 藤 八 十 之 亟 |
中 村 伊 佐 ェ 門 |
熱 海 東 助 |
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〃 |
〃 |
〃 |
〃 |
〃 |
〃 |
〃 秋 田 方 面 |
〃 |
〃 |
〃 秋 田 方 面 |
〃 |
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白 石 方 面 |
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鉄 砲 方 七 人 ノ 組 頭 |
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小 隊 長 |
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熱 海 恭 蔵 |
成 沢 祐 一 郎 |
千 葉 金 五 午 |
宍 戸 直 之 進 |
小 野 寺 弥 蔵 |
菅 生 弥 平 |
中 村 保 躬 |
千 田 硯 之 助 |
片 岡 金 右 ェ 門 |
鎌 田 覚 左 ェ 門 |
菊 池 才 七 |
菊 池 叔 太 郎 |
丹 野 亀 之 助 |
| 〃 秋 田 方 面 |
〃 |
〃 |
〃 |
〃 |
〃 |
〃 |
〃 |
〃 秋 田 方 面 |
〃 |
〃 |
白 石 方 面 |
以上田村藩士ニシテ、即チ千刈田組ナリシナリ。
以下、本村農民ニシテ徴発セラレ出征セル者ヲ挙ゲン。
| 千 葉 加 茂 之 助 |
菅 原 定 治 郎 |
菅 原 平 右 ェ 門 |
菅 原 平 治 |
菅 生 甚 之 助 |
阿 部 金 十 郎 |
佐 々 木 庄 七 |
佐 藤 大 之 進 |
小 野 寺 三 之 助 |
小 野 寺 吉 太 郎 |
黒 沢 徳 左 ェ 門 |
木 村 彦 七 |
千 葉 久 太 郎 |
木 村 伊 惣 治 |
高 橋 倉 之 亟 |
千 葉 金 蔵 |
伊 藤 永 治 郎 |
千 葉 武 内 |
小 野 寺 金 蔵 |
千 葉 治 四 郎 |
木 村 七 兵 衛 |
木 村 彦 作 |
伊 藤 清 之 亟 |
| 〃 | 〃 | 〃 | 〃 | 〃 | 〃 | 〃 | 〃 | 〃 | 〃 | 滝 沢 山 立 猟 師 |
〃 | 〃 | 〃 | 〃 | 〃 | 狐 禅 寺 |
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〃 | 〃 | 〃 〃 戦 死 |
〃 山 立 猟 師 |
狐 見禅 抜寺 人ノ ト人 シ テ 出 征 |
| 千 葉 良 右 ェ 門 |
菅 原 捨 五 郎 |
菅 原 久 左 ェ 門 |
阿 部 金 治 郎 |
岩 本 東 一 郎 |
千 葉 専 太 郎 |
千 葉 徳 之 亟 |
阿 部 伊 太 郎 |
阿 部 己 之 松 |
小 野 寺 豊 吉 |
菅 原 末 吉 |
菅 原 鹿 蔵 |
蜂 谷 八 太 郎 |
蜂 谷 館 治 |
石 川 畄 蔵 |
佐 々 木 重 蔵 |
佐 々 木 清 吉 |
菅 原 辰 蔵 |
吉 田 正 蔵 |
渡 辺 正 右 ェ 門 |
千 葉 吉 左 ェ 門 |
菅 原 才 治 |
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| 〃 | 野秋 戦田 ニ方 テ面 戦刈 死和 |
〃 | 〃 | 野秋 戦田 ニ方 テ面 戦刈 死和 |
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| 牧 沢 |
〃 | 〃 | 〃 | 〃 | 〃 | 〃 | 〃 | 〃 | 〃 | 〃 | 〃 | 〃 | 〃 | 〃 | 〃 | 滝 沢 見 抜 人 |
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第二節 日清・日露戦役從軍者
日清・日露戦役両役参加者 六名
（滝沢） 阿部斉太郎、阿部利根之進、菅原東太夫
日露戦役参加者 五十一名
（滝沢） 高田定吉、菅原新五郎、菅原鹿治、菅原鶴松、蜂谷八郎、菅原夘作、阿部幸之助、佐々木米之助、菅原乙蔵、
小野寺直之助、阿部留七、阿部熊吉、小岩己右ェ門、千葉市左ェ門、千葉留蔵、佐藤魅太郎、阿部良四郎、
阿部勇太夫、千葉良太郎
（牧沢） 小野寺登
明治三十八年召集セラレタル後、過員トシテ解除セラレタルモノ四名。現職盡粹ノタメ論功行賞アリタルモノ。
村長 熱海懿 助役 八木廉平
戦死者 八名
（滝沢） 蜂谷善左ェ門、阿部種治郎、熊谷養治郎
帝国軍人会眞瀧村分会
明治三十七年二月、日露戦役開戦ト共ニ、村長首唱ノ下ニ、眞瀧村恤兵会アリ。次テ明治三十九年眞瀧村赤誠団トナリ、明治四十一年十一月二十四日、眞瀧村在郷軍人団ト改称、続イテ明治四十四年、陸軍大将・寺内正毅、帝国在郷軍人会ヲ組織セラルルヤ、同年三月十五日、本村軍人団ヲ現分会トナスコトトセリ。
（附） 忠魂碑ノ建設
忠魂碑ハモト軍人団主催トナリ、木標ヲ建テ、以テ英霊ヲ祭リ来レリ。然ルニ明治四十四年十月、新ニ建設スベキ議起リ、一決、ソノ後、大正元年十月十七日ヲ以テ、建立除幕式ヲ行フコトトナレリ。
碑ハ稲内産、碑面「忠魂碑」ハ奥大将ノ筆。総費用、五百十八円余。碑前大鳥居ハ昭和五年五月ノ建立ニシテ、村内有志ノ寄付ニナル。
日本赤十字社
本村住民 ニシテ現在赤十字社員タル者ハ、壱百拾八人ニシテ、内義務終了終身正社員タル者五十七人、正社員五十人トス。特別社員ハ三人ニシテ、其ノ種別氏名、左ノ如シ。
共同盡力ノ労ニ依リ、 熱海 懿 社資封巾助ニ依リ 小野寺英作 社資封巾助ニ依リ小野寺揆一
愛国婦人会
本村住民ニシテ愛国婦人会員タルモノハ、通常会員四十八人、内紅授賞ヲ受ケタルモノ十五人ナリ。
明治二十七・八年戦役後援
明治二十七年七月二十五日（詔勅ノ下リシハ八月一日）、日清戦争開カルルヤ、本村ハ軍国ノタメ成シ能フ丈ケノ赤誠ヲ捧ゲントシ、諸種ノ方面ニ力ヲ盡シタリシガ如シ。
○從軍家族保護（規定ヲツクリテ多クハ家族ニ金品補助ヲナシタリ）
○国債應募 防寒用具ノ寄贈（毛布 五十六枚 藁靴七百五十足）
○出征軍人ノ祈勝 戦病没者ノ村葬 凱旋軍人招待会
明治三十七・八年戦役後援
○恤兵義会ノ組織 国債應募（一万八千六百七十五円）
○慰問品ノ寄贈（毛布百七枚 袋五十八ヶ）赤十字社愛国婦人会（赤十字四十七名、愛婦十四名）
○出征軍人ノ送迎 戦病没者ノ葬儀 戦勝祝賀会
○凱旋軍人招待会 平和克復奉告祭（当時ハ状況ヲ想像スルダニ血湧キ肉踊ルノ心地ス）
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底本：「復刻 眞瀧村誌」
2003（平成15）年6月10日発行
発行者 眞瀧村誌復刻刊行委員会
代表 蜂谷艸平
2004年3月10日作成